昨日の望月が頂いた三河白はおまけの話で

本題は、砥石を持って来てくれた方が弟子を応援してくれていまして

望月が弟子の使う天然の仕上げ砥石を探してるのを聞き、数種類の大工手道具と一緒に持ってきてくれました

 

天然砥石にこだわるのは、望月が天然の仕上げ砥石で教え込まれて修業をしてきて

優れた切れ味と削り肌に長切れが天然砥石の持つ良さだと知り

弟子にも人造では無く、天然の仕上げ砥石で教えたいと思ってましたが

替え刃や人造の仕上げ砥石の時代が主流となり

天然砥石の採掘は激減し

店先には良い天然の砥石はほとんど無いのが今の大工道具の現状

 

修業時代に望月の業と目を育ててくれた職人さんが

若い職人だから安い手道具を使えば良い事では無く

かと言って高い道具を使わせる事が良い事でも無い

道具の鋼・造り・素材などの良さの本質を見極めれる為に

その様な道具を見せ・使いながら五感で覚えていき

業とは表裏一体に育てる事が大事と言いながら

望月が砥ぎ物が出来る様になってから、良い手道具や砥石を使わせてくれながら業と目も育ててくれました

 

弟子は、経験不足な為に目利きの力はまだまだですので

まずは候補5丁を預けて頂き、試しに使わせてもらい弟子の砥ぎの相性の良い砥石を譲って貰える事となりました

後ろで見ていた望月は、既に5丁の中から1丁を選定済みです

それを弟子が選べるかは… (-L-)ククク

 

徐々に腕と目が育つ事が、親方としての楽しみの1つですね

そして、弟子を応援してくださる方々に感謝致しましますm(_ _)m

 

 

 

株式会社 望月工務店  /  望月建築設計室