愛知県内における国の登録有形文化財建造物の保存と活用を図る団体
愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会(登録文会)
の川原田会長とお話しさせていただく機会があり
その際、以前に弊社が設計・施工を手がけた「星野神社 覆殿・本殿」と「不惑の一棟」が
ドイツの世界3大デザイン賞の一つiFデザイン賞を最高賞を含めた受賞を日経デザインに掲載された記事をご覧になったことをきっかけに
会として豊川市指定文化財の本殿の復元と、一定の評価を得た覆殿の見学をご依頼いただき
現地にて講義をさせていただくこととなりました
講義の最後には、伝統建築を未来に残していくためには
関わる建築業種の職人の技術継承が今いかに困難な状況にあるかという現実をお伝えし
その継承は伝統建築の保全にも繋がっている道を改めて共に考えていく必要性についてお話しし
その想いに対して、共感のお言葉をいただけたことが、非常に心強く、意義深い時間となりました
建築において、設計と施工は本来、切り離せない表裏一体の関係です
「伝統を活かす」“今”という時代を通して未来へつなげていくことの大切さ
そしてその想いを形にする現場を、設計と施工が一体となってつくり上げていかなければならないと考え、言い続けています
株式会社 望月工務店 / 望月建築設計室