豊川市の御宮 星野神社

市指定文化財 本殿の西側の懸魚の消失部を復元

新旧の取り合いを【地獄臍】を2つにして

横で作業する弟子の横目での視線を感じながら消失部材を一体に取りつける

現在、消失部材の彫刻の底下げの荒取りまで完了

 

【 地獄臍(じごくほぞ)】
臍の両端に木の目で割れない様に斜めに2枚の楔道を切り、楔を仕込んだまま一緒に臍穴に落とし込む
臍が全部入り切る前から、楔の根元は臍穴の奥の壁にぶつかり
臍穴の中では楔はどんどん食い込んでいき臍の先端が扇状に開いてはずれなくなる
臍穴に一度差し込んだら、二度と抜けないという「失敗できない技法」なので、経験値だけが物を言う技

 

 

株式会社 望月工務店 / 望月建築設計室