豊川市国府町の住宅
現在、金物の価格高騰が続いておりますので
意匠や耐久性も含めた金物を使わずに構造を成立させる伝統継手である
「金輪継ぎ」と「追掛大栓継ぎ」の利点を掛け合わせた
独自の継手を社寺建築や住宅に投入しています
金輪継ぎの接合精度と木口の密着性、追掛大栓継ぎの引き抜き耐力と施工性
それぞれの特性を活かし
構造的な強度と仕口の美しさを両立さている望月が提唱の「魅せる構造美」の一つ
長年培われてきた職人技術は、社寺建築に限らず住宅にも十分応用可能であり、逆もありきです
むしろ“仕口が語る構造美”という点では、建築主にも手仕事の価値が伝わる部分だと考えています
技術の継承となる伝統技術を守らなくていけませんが
「伝統を活かす」“今”を通して未来へ繋ぐ事とその姿勢となる現場を設計と施工とで作らなくていけないと言い続けています
株式会社 望月工務店 / 望月建築設計室