豊川市 篠束町の平屋の家
室内から深軒と深軒を通して庭を眺めれる目論みの意匠
木製建具が通る玄関+土間に、2丁繋ぎ5.4mの鴨居での2.73mの大開口の欄間部には
鴨居がたわまない様に定石の木で吊束を入れてしまうのだが
景観的に残念に思えてしょうが無かったので、正面から見て吊束が無い様に見せる悪巧みを考えていた
そして、屋根換気に使った軒先のパンチングメタルを使い
FIXのペアガラスを納める用に2枚を準備し吊束に転用したドSな納めが始まる
鴨居のたわみ防止の為の吊り上げのマニアック加工に加えて
前と後ろの2枚のパンチングメタルを正面から見て1枚に見える様に2枚の張り加減を寸分違わずに同じにする・・・
最終張り調整は、パンチングメタルを指先でこまめに跳ねて張り具合の音を調理師のごとく音を合わせながら止め付ける
板厚0.5mm、正面から見てほぼ存在感は無い
株式会社 望月工務店 / 望月建築設計室