東田仲の町の家

完成から1年と数ヶ月ですので、点検に伺って来ました

 

1910 年「吾妻遊郭」から始まり、1952 年「東田園」へと移り変わり

意匠を凝らせた旅館建築が建ち並んだ戦前と戦後が同居する貴重な遺構も疎になる地に建つ

東田仲の町の家

ノスタルジックな風景を残したこの地域に、先人からの伝統技術の叡智の継承から

昔の景観のイメージの中に残せる建物をと

【伝統の進化】によるデザイン・設計・施工された木と土と石で魅せる家

をと建てさせてもらいました

 

 

歴史ある建物達も老朽化により、維持が困難となり建て替えが続くこの地域の中で

歴史的景観と建築の歴史を

祖父から息子へ孫へと繋ぐ事が出来る唯一の建物と喜んでくれます(^ ^)

 

 

300mm成の横架材を雇い臍・込栓・車知栓で組む中で

下端引きではボルト引きでは無くアリ加工の独鈷栓を車知栓と込栓で引いた仕口と木組みは

1年前と寸分違わなな現状

吹抜け部をファイバーグレーチングで2階廊下とし

ファイバーグレーチングを通して柔らかい日差しが

左官塗りのスサ中塗り仕上げの壁の陰影を楽しんでくれています(^ ^)

 

 

株式会社 望月工務店  /  望月建築設計室